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07.14
Tue
去年の今頃、仕事を終えて家へ帰る人々を二階の窓から見ていた。
気持ちのいい風が吹いていて、ヒグラシの鳴く声がいっしょに流れてきて、そして、どこからともなく太鼓や笛のお囃子が聞こえはじめた。

街じゅうの人々が、一時耳を傾け、きっと同じことをおもっている。
このまちにもうすぐ夏がやってくる。
夏のしらせ。


日暮れの城跡公園では、今日も集まってきた市民たちの、さんさ踊りの練習が始まっている。


くりくり頭の少年が、ブランコから突きあたりまでの短い距離を、懸命に自転車をこいで何往復もしながら、
ときたま無表情な顔をこちらに向けてくる。母親か姉が練習に参加しているのだろう。
子供のくせに、何か知ったようなかんじで、だから、目があっても、私もニコリとも笑ってやらない。
ただ目と目が合って、そのまま通り過ぎる。
私はベンチに座って、どうせ飲みきれないお酒を飲みながら、気が向いたら踊りを真似て、手をふりふりしてみたりしている。

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