6月前半にカモメのばぁばぁさんでの個展を終えた山口修平さんの絵を
一点だけ、お店の壁に飾らせてもらっています。

6/19
店の前に座ると、尾道水道、千光寺山から浄土寺山に、ひろがる空が見晴らせる。
夕暮れ前の海辺を燕が数羽、飛んで遊んでいる。
鳴きながら飛び交って、実に楽しそう。
たまに二羽が空中で顔を合わせて、キスするように、嘴と嘴で会話するようにしているのは、何をしているのだろう。
山の上にある黒い雲は、浄土寺山の方では千切れ千切れに、千光寺山の方では大きな塊になってゆっくり動いている。その少し上層の雲は、ほのかにピンクがかって明るく、黒い雲とは反対側に流れていくように見える。
何か動く気配がして下へ目を向けると、青緑がかった胴に、鮮やかな赤い鋏をもった蟹が、道路を横切って、横歩きで真っ直ぐにこちらに向かって歩いてくる。
足元にきたとき「こっちは海じゃないよ。」と声をかけてみたけど、なんの迷いもなく、そのまま進んでデッキの下に入っていって、覗いてみてももう姿は見えない。
不思議で、考えてみたってわからないことばかりなのだ。
わからないけれど、そこに不安や恐怖は感じない。
不思議で興味深く、いくら見たって見飽きず、ずっと眺めていたいと思う。
それで思った。修平さんの絵は、私にとって、景色に似ているのかもしれない。
・・
皆さん どうぞご覧ください。
一点だけ、お店の壁に飾らせてもらっています。

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店の前に座ると、尾道水道、千光寺山から浄土寺山に、ひろがる空が見晴らせる。
夕暮れ前の海辺を燕が数羽、飛んで遊んでいる。
鳴きながら飛び交って、実に楽しそう。
たまに二羽が空中で顔を合わせて、キスするように、嘴と嘴で会話するようにしているのは、何をしているのだろう。
山の上にある黒い雲は、浄土寺山の方では千切れ千切れに、千光寺山の方では大きな塊になってゆっくり動いている。その少し上層の雲は、ほのかにピンクがかって明るく、黒い雲とは反対側に流れていくように見える。
何か動く気配がして下へ目を向けると、青緑がかった胴に、鮮やかな赤い鋏をもった蟹が、道路を横切って、横歩きで真っ直ぐにこちらに向かって歩いてくる。
足元にきたとき「こっちは海じゃないよ。」と声をかけてみたけど、なんの迷いもなく、そのまま進んでデッキの下に入っていって、覗いてみてももう姿は見えない。
不思議で、考えてみたってわからないことばかりなのだ。
わからないけれど、そこに不安や恐怖は感じない。
不思議で興味深く、いくら見たって見飽きず、ずっと眺めていたいと思う。
それで思った。修平さんの絵は、私にとって、景色に似ているのかもしれない。
・・
皆さん どうぞご覧ください。
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