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03.30
Mon

あたたかい春の到来をまだずっと遠くに夢見ていた先月のこと。

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電車に乗り込み、白い山に見送られ、陸の端っこに出ると、つづく海岸線。
降り出す雨。灰色の町。かたくなな景色。最果て。


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滲みでる侘しさが、そのうちに、頭の中にまで浸食して、気づいたら座席に埋もれるようにして眠っていた。
覚めると、斜め前に、眠る前には居なかった髭面のおじさんが、両方の足をてんでばらばらに放り出して眠っていた。




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